医薬化学部会部会賞
日本薬学会医薬化学部会賞 (英文名称:Breakthrough Award, Division of Medicinal Chemistry, PSJ) |
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受賞資格 | 推薦者 日本薬学会医薬化学部会員 候補者 医薬化学部会員(複数の場合少なくとも1人は医薬化学部会員であること) |
受賞対象者 | 創薬の発展に寄与するブレークスルーの内容を含む研究成果をあげた研究者 同一研究業績につき、5名を超えない範囲で連名で受賞することができる |
受賞対象 |
・医薬品として上市に至らずとも、原則として新規な化学構造を有する薬物もしくは生物活性化合物に関する独創的な研究 |
受賞件数 | 原則として2件以内 |
表彰 | 表彰楯 |
受賞者は受賞年のメディシナルケミストリーシンポジウムで受賞講演をおこなう。 詳細 「2024年度医薬化学部会賞推薦要領」 について |
2024年度 日本薬学会医薬化学部会賞(敬称略) | |
「リシン脱メチル化酵素を標的とするタンパク質複合体解離誘導剤の創製~アカデミア基礎研究から臨床開発へ」
代表研究者:鈴木 孝禎(大阪大学産業科学研究所) 共同研究者:宮田 直樹(名古屋市立大学大学院薬学研究科)、伊藤 幸裕(大阪大学産業科学研究所)、小笠原 大介(The Scripps Research Institute)、飯田 哲也(大阪大学大学院薬学研究科附属創薬センター構造展開ユニット) 「中分子創薬プラットフォームの構築と経口KRAS阻害剤LUNA18の創製 」
代表研究者:小嶋 哲郎(中外製薬株式会社) 共同研究者:白石 拓也(中外製薬株式会社)、太田 淳(中外製薬株式会社)、棚田 幹將(中外製薬株式会社)、野村 研一(中外製薬株式会社) |
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歴代部会賞一覧 | |
2023年度 |
「MC1R作動薬MT-7117(dersimelagon phosphoric acid)の創製」
代表研究者:山元 康王(田辺三菱製薬株式会社) 共同研究者:佐藤 篤史(田辺三菱製薬株式会社)、諸熊 賢治(田辺三菱製薬株式会社)、 宮代 昌彦(元田辺三菱製薬株式会社)、鈴木 毅(田辺三菱製薬株式会社) 「1分子レベルのタンパク質機能検出による疾患診断技術の開発 」
代表研究者:小松 徹(東京大学大学院薬学系研究科) 共同研究者:渡邉 力也(理化学研究所)、水野 忠快(東京大学大学院薬学系研究科)、 本田 一文(日本医科大学大学院医学研究科)、坂本 眞伍(コウソミル株式会社) |
2022年度 |
「小児難治性てんかん治療薬soticlestat(TAK-935)の創製」
代表研究者:小池 竜樹(武田薬品工業株式会社) 共同研究者:吉川 真人(武田薬品工業株式会社)、安藤 春陽(武田薬品工業株式会社)、 西 俊哉(武田薬品工業株式会社)、宮本 真紀(武田薬品工業株式会社) 「3CL プロテアーゼをターゲットとしたCOVID-19治療薬S-217622 の創製 」
代表研究者:立花 裕樹(塩野義製薬株式会社) 共同研究者:宇納 佑斗(塩野義製薬株式会社)、上原 彰太(塩野義製薬株式会社)、中原 健二(塩野義製薬株式会社)、加藤 輝久(塩野義製薬株式会社) |
2020年度 |
「Janus Kinase(JAK)阻害薬delgocitinib(JTE-052)の創製」
代表研究者:野路 悟(日本たばこ産業株式会社) 共同研究者:原 義典(日本たばこ産業株式会社)、三浦 智也(日本たばこ産業株式会社)、山中 浩(日本たばこ産業株式会社)、塩﨑 真(日本たばこ産業株式会社) 「新規シデロフォアセファロスポリン抗菌薬 セフィデロコル(Cefiderocol)の創製 」
代表研究者:青木 俊明(塩野義製薬株式会社) 共同研究者:山脇 健二(塩野義製薬株式会社)、佐藤 剛章(塩野義製薬株式会社)、西谷 康宏(塩野義製薬株式会社)、山野 佳則(塩野義製薬株式会社) |
2019年度 |
「次世代ADC薬 Trastuzumab deruxtecan(DS-8201a)創製」
代表研究者:中田 隆(第一三共株式会社) 共同研究者:内藤 博之(第一三共株式会社)、森田 浩司(第一三共株式会社)、益田 剛(第一三共株式会社)、扇谷 祐輔(第一三共株式会社) 「二次性副甲状腺機能亢進症治療薬エボカルセトの創製 」
代表研究者:宮﨑 洋(田辺三菱製薬株式会社) 共同研究者:川田 剛央(協和キリン株式会社)、久田 豊(田辺三菱製薬株式会社)、盛谷 恭典(田辺三菱製薬株式会社)、桜井 修(田辺三菱製薬株式会社) |
平成30年度(2018年度) |
「睡眠障害治療薬を志向したオレキシン1/2受容体新規デュアルアンタゴニストLemborexant(E2006)の創製」
代表研究者:寺内 太朗(エーザイ株式会社) 共同研究者:ボイクマン カーステン(エーザイ株式会社)、吉田 融(エーザイ株式会社)、数田 雄二(エーザイ株式会社)、直江 吉充(エーザイ株式会社) 「新規メカニズムを有する抗インフルエンザ薬・Baloxavir Marboxilの創製」
代表研究者:河井 真(塩野義製薬株式会社) |
平成29年度(2017年度) |
「MEK阻害薬Trametinibの創製」 「経口AMPA受容体非競合的阻害薬ペランパネル水和物の創製」 |
平成28年度(2016年度) |
「2型糖尿病治療薬、高選択的SGLT2阻害剤トホグリフロジンの創製」 「新規緑内障治療薬を指向したFP/EP3デュアル作動薬ONO-9054の創製」 |
平成27年度(2015年度) |
「次世代HIV-1 インテグラーゼ阻害剤 ドルテグラビルの創薬研究」 「2型糖尿病治療薬SGLT2選択的阻害剤イプラグリフロジン(ASP1941)の創製」 |
平成26年度(2014年度) |
「経口糖尿病治療薬TS-071(Luseogliflozin)の研究開発」 「ALK(anaplastic lymphoma kinase)選択的阻害剤 アレクチニブの創製」 |
平成25年度(2013年度) |
「糖尿病治療薬を指向したGPR40作動薬Fasiglifam(TAK-875)の創製」 「2型糖尿病治療薬テネリグリプチンの創製」 |
平成24年度(2012年度) | 「新規前立腺癌治療薬・TAK-700 (Orteronel) の創製」 代表研究者:加来 智弘(武田薬品工業株式会社 医薬研究本部) 共同研究者:飛髙 武憲(武田薬品工業株式会社 医薬研究本部)、松永 信之(武田薬品工業株式会社 医薬研究本部)、山岡 万寿夫(武田薬品工業株式会社 医薬研究本部)、田坂 昭弘(武田薬品工業株式会社環境安全管理室) |
平成22年度(2010年度) |
「新規ホルモン不応性前立腺癌治療剤(ZR291)の創薬研究」
代表研究者:佐藤 晴彦(中外製薬株式会社 研究本部化学研究第一部)
共同研究者:川田 洋充(中外製薬株式会社 プロジェクト推進部)、白石 拓也(中外製薬株式会社 研究本部化学研究第一部)、橘 一生(中外製薬株式会社研究本部化学研究第一部)、石倉 信之(中外製薬株式会社 研究本部創薬研究第二部)
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平成21年度(2009年度) |
「OAB治療薬を指向した選択的β3受容体アゴニストの創出研究」 「選択的VEGF受容体-1〜3阻害活性を有する経口抗腫瘍薬KRN951(一般名:tivozanib)の創製」 |
平成20年度(2008年度) |
「新規抗腫瘍性天然物プラジエノライドの全合成と標的分子同定ならびに 「HIVインテグラーゼ阻害剤elvitegravirの創薬研究」 |
平成19年度(2007年度) |
「バソプレシンV2受容体拮抗薬モザバブタン塩酸塩の開発研究」 「新規作用機作を有する抗C型肝炎ウイルス剤(NA808)の開発研究」 |
平成18年度(2006年度) |
「TLR4シグナル阻害活性を有する新規抗セプシス薬TAK-242の創製」 「“HAYAI”創薬を目指した選択的poly(ADP-ribose) polymerase阻害剤の創出研究」 |
平成17年度(2005年度) |
「創薬研究におけるケミカルバイオロジーとケミカルゲノミクス」 「Structure-Based Drug Designによる新規非ヌクレオシド体アデノシンデアミナーゼ阻害剤の創出研究」 |
平成14年度(2002年度) |
「低分子CETP阻害剤JTT-705の創薬研究」 「メラトニン受容体作動薬TAK-375の創製〜自然な眠りを求めて〜」 |
平成13年度(2001年度) | 「低分子CCR5拮抗薬の発見」 代表研究者:白石 充(武田薬工化学研) 共同研究者:荒牧 慶夫(武田薬工化学研)、神崎 直之(武田薬工医薬探索セ)、飯沢 祐史(武田薬工創薬研)、西村 紀(武田薬工医薬研本部) |
平成12年度(2000年度) | 「非ペプチド性ブラジキニンB2 受容体アンタゴニスト及びアゴニストの創製」 代表研究者:茅切 浩(藤沢薬工探索研) 共同研究者:阿部 義人(藤沢薬工探索研)、澤田 由紀(藤沢薬工探索研)、浅野 雅之(藤沢薬工探索研)、奥 照夫(藤沢薬工探索研) |