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医薬化学部会新規事業について

産学連携による創薬人育成事業の発足に向けて

日本薬学会医薬化学部会は、産官学の有機的な学術交流を推進し、日本の基幹産業としての製薬産業の強化に繋げるべく、独創的医薬の創生やコア人材の育成に積極的に取組んでいます。

【趣旨】:医薬化学部会は、平成24年度に、創薬にかかわる社会活動や教育活動に今まで以上に積極的に貢献していくことを目的とし、創薬人育成事業をスタートしました。本事業では、製薬企業の専門家が全国各地に出向き、創薬研究者を目指す大学生・大学院生を対象に、創薬現場の知識や経験を実例を交えながら講義を行います。本事業の目的は、企業人が多くのメッセージを直接学生に伝えることで、創薬研究の重要性とその魅力を知っていただくことにあります。医薬化学部会は、“医薬品は人類の最高の財産である”を合言葉に、産と学が一体となって系統的、且つ継続的に教育一体型の人材育成活動を進め、将来の創薬研究者の輩出を支援していきます。

【実施体制】:医薬化学部会に所属する製薬企業15社から各2名の創薬研究者を講師として選出し、現在30名の講師が登録されています。
一方、大学側は全国を8つの地域(北海道、東北、関東、東海、北陸、近畿、中国・四国、九州)に分け、各地域の世話人が地域の要望に合わせて講義を企画します。各地域は、代表世話人に加えて複数の世話人を選出し、本事業を運営します。各地域の活動が、大学や学部の垣根を越えて活発な人材交流に発展していくことを期待します。

【受講対象者】:講義は、薬学部に限らず、農学部、工学部、理学部、医学部などに所属し、将来、創薬研究者を目指している学生が受講対象となります。講義内容は、学部低学年・高学年・大学院生など受講者層に合わせた講義カリキュラムを企画する予定です。講義終了後に受講者はアンケートへの回答をお願いし、受講者の忌憚のない意見を参考にし、創薬人育成事業の更なる発展に繋げていきます。

協力会社:アステラス、エーザイ、大塚、小野、キッセイ、協和発酵キリン、塩野義、第一三共、大正、大日本住友、武田、田辺三菱、中外、Meiji Seikaファルマ、持田 (五十音順)

問合せ先:公益社団法人 日本薬学会 学術課学術事業担当 E-mail: gakuji@pharm.or.jp
TEL:03-3406-3324 FAX:03-3498-1835

医薬化学部会 部会長 近藤 裕郷
(塩野義製薬 執行役員 信頼性保証本部長)
医薬化学部会 副部会長 宮田 直樹
(名古屋市立大学大学院薬学研究科 教授)